世界で使われるアーモンド
アーモンドには30種類以上の品種がありますが、そのうちの10品種が、カリフォルニアで生産されるアーモンドの大部分を占めています。アーモンドの最大の市場は米国であり、生産量の33%が米国内で販売されています。それ以外が海外に輸出されます。
日本
チョコレートが人気。日本では、アーモンドを包んだ楕円形のチョコレートや、ミルク/ダーク/ホワイトチョコレートに浸し、ダイスアーモンドでコーティングしたスティック状のプレッツェルが人気です。
中国
季節のスナック。秋から冬にかけて、最もよく食べられています。特に春節の時期には、ローストして塩をまぶしたアーモンドスナックが好まれます。また、アワビ風味などのユニークな味も人気です。
インド
賢者の実。インドでは、アーモンドが子どものための頭脳食と考えられており、「ミターイ」と呼ばれる伝統菓子に使われます。祝祭ディワリの期間には、アーモンドが贈り物として使われます。
地中海
健康の実。古代ギリシャの医学書は、アーモンドの使い方について論じている最古の書物の一つです。アーモンドは、今でも健康志向の地中海式ライフスタイルに欠かせない存 在となっています。
イタリア
甘くておいしい贈り物。結婚式の贈り物として「ドラジェ」(砂糖でコーティングしたアーモンド)を贈る伝統は、イタリアで始まりました。現在では、結婚式以外のお祝いにも使われています。卒業祝いには赤、婚約祝いには緑、男の子の出産祝いには青、女の子の出産祝いにはピンクのドラジェを贈ることが習慣となっています。
フランス
甘いお菓子。マカロン、アーモンドマジパン、エピファニーのお祭りで食べられるガレット・デ・ロワ(王様のケーキ)など、焼菓子にアーモンドを使います。
スペイン
元祖。1700年代、カリフォルニアにアーモンドの木を持ち込んだのは、スペインのフランシスコ修道会の神父たちでした。スペインでは現在も、数々の伝統菓子や料理にアーモンドが使われます。
ドイツ
いつでも、どこでも。ドイツでは、美味しいマジパン菓子にアーモンドが使われます。今では野外フェスやクリスマスマーケットのスナックとして、アーモンドの人気が高まっています。
スウェーデン
縁起担ぎのスナック。スウェーデンでは、アーモンドを幸運のシンボルとして、ライスプディングの中に隠す習慣があります。アーモンドを見つけた人は、翌年に結婚できると言われています。
英国
スナック。昔から、アーモンドはクリスマスのお菓子として、また、理想的な贈り物として使われています。しかし、今では忙しい毎日を乗り切るためのスナックとして、アーモンドを気軽に楽しむ人々が増えています。
米国
故郷。世界に流通するアーモンドの80%以上が、カリフォルニアで生産されています。米国ではホール以外にも、バター、フラワー、ミルク、オイルなど、様々な形のアーモンド製品が愛されています。USAのAは、アーモンドのAだと言っても過言ではないかもしれません!