カリフォルニア・アーモンド協会、アーモンドを含むナッツに関する消費者調査結果を発表
世界最大のアーモンド生産地である米国カリフォルニア州の約7,600のアーモンド生産農家ならびに100を超える製造加工業者で組織される「カリフォルニア・アーモンド協会」(本拠地:米国カリフォルニア州モデスト)は、世界の主要マーケットを対象に実施している、ナッツに関する消費者調査「2020 Global Perception Study」および、「2020 AAU Study」の日本市場における調査結果を発表しました。
調査1 Global Perception Studyについて
調査概要
Global Perception Studyは、当協会が毎年実施している調査で、家庭において食料品の購入および決定に関与している消費者を対象に、「Awareness(認識)」、「Attitude(態度変容)」、「Usage(消費)」の観点から、アーモンドを含むナッツを消費する国や地域の人々の意識と実態を把握する調査です。
目的 |
● 主要マーケットでのアーモンドに対する認識、態度、
消費について測定するため |
方法 |
● 10カ国にてオンライン調査(各1,000名)
- 北米:アメリカ、カナダ、メキシコ
- アジア:中国、日本、韓国
- ヨーロッパ:フランス、ドイツ、イタリア、イギリス
● 20~69歳、女性80%、男性20%
● 家庭において、食料品の購入/決定に関与している消費者日本人400人を対象にした、特定のターゲットグループ
● 2020年9月~10月に調査を実施 |
実施
タイミング |
● 毎年 |
2020 Global Perception Studyの主なハイライト
同調査によると、アーモンドはナッツの中でも突出して認知度が高く、「ナッツと聞いて最初に思い浮かべる」として、前年度の調査結果に引き続き、カテゴリ内のナッツ(※1)のなかでトップとなったほか、「スナック(間食や軽食としてそのままの形でそれだけを食べること)として食べるナッツ」として、同調査の開始以降初めて、トップを獲得しました。また、日本の消費者は、アーモンドは栄養価が高く美容に有効であると認知しており、これらの理由から、アーモンドがスナック(間食)として選択されています。
(※1)アーモンド、ピーナッツ、マカダミアナッツ、カシューナッツ、クルミ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ
アーモンドは以下の指標でポジティブな結果を獲得しました
- 「ナッツと聞いて最初に思い浮かべる」として、前年度の調査に引き続き、カテゴリ内のナッツのなかでトップを獲得(36%/前年比 +0%)
- 「スナック(間食や軽食としてそのままの形でそれだけを食べること)として食べるナッツ」として、同調査開始以降初めて、カテゴリ内のナッツのなかでトップを獲得(34%/前年比+1%)
- 「チョコレートに含まれているナッツとして思い浮かぶもの」として、前年度の調査に引き続き、カテゴリ内のナッツのなかでトップを獲得(44%/前年比 ー2%)
アーモンドについて消費者が好ましいと感じている特性は、以下の項目が上位となりました。
- 「カリッとした食感」(61%)
- 「健康的」(38%)
- 「美容に最適」(37%)
- 「栄養が豊富」(34%)
アーモンドを食べたくなる動機としては、以下の項目が上位となりました。
- 「肌に良い」(78%)
- 「記憶力が良くなる」(77%)
- 「シワを抑えてくれる」(77%)
- 「身体の内側から美しくなるのに役立つ」(77%)
- 「ビタミンEが豊富に含まれている」(76%)
- 「ナッツの中で一番栄養分が豊富」(76%)
- 「髪の毛に良い」(76%)
調査2 AAUについて
調査概要
AAU Studyは、当協会が2年に1度実施している調査で、調査日から遡って過去1か月にナッツを購入した消費者を対象に、「Awareness(認識)」、「Attitude(態度変容)」、「Usage(消費)」の観点から、アーモンドを含むナッツを消費する国や地域の人々の意識と実態を把握する調査です。
目的 |
● 主要マーケットでのアーモンドや他のナッツに対する認識、態度、消費について追跡するため
● アーモンドや他のナッツが実施している活動のメッセージの認知および想起について追跡するため |
方法 |
● 日本に居住する無作為抽出者(2,000名)
● 20~69歳、国内の人口分布に比例
● 女性80%、男性20%
● 家庭において食料品の購入や決定に関与している人
● 調査日から遡って過去1ヵ月以内にナッツを購入している人
● 2020年10月~11月に調査を実施 |
実施
タイミング |
● 隔年 |
2020 AAU Studyの主なハイライト
同調査でも、アーモンドはナッツの中でも突出して認知度が高く、「ナッツと聞いて最初に思い浮かべる」として、カテゴリ内のナッツ(※2)のなかでトップとなったほか、「総合的な消費量」また「スナック(間食)としての消費量」でトップとなりました。また、アーモンドに関して、ビタミンEや、肌や髪、そして美容に関するキーメッセージが消費者に認識されています。
(※2)アーモンド、ピーナッツ、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツ、ピスタチオ
アーモンドは以下の指標でポジティブな結果を獲得しました
- 「ナッツと聞いて最初に思い浮かべる」として、2年前の調査に引き続き、カテゴリ内のナッツのなかでトップを獲得(34%/2年前比 -2%)
- 「ナッツと聞いて思い浮かべる」として、カテゴリ内のナッツのなかで最多の回答数を獲得(57%/2年前比-5%、/複数回答)
- 「スナック(間食や軽食としてそのままの形でそれだけを食べること)として食べるナッツ」として、カテゴリ内のナッツの中でトップを獲得(36%/2年前比-9%)
- 69%の日本人が、「スナック(間食や軽食としてそのままの形でそれだけを食べること)として食べるナッツ」として、月に一度以上はアーモンドを食べると回答(2年前比+5%)
アーモンドを食べる理由(選択回答)としては、以下の項目が上位となりました。
- 「カリカリとした食感」(56%)
- 「健健康的である」(54%)
- 「特定の栄養素及び健康上のメリット」(35%)
- 「便利/簡単である」(31%)
- 「保存がきく」(30%)
アーモンドを食べる理由として「特定の栄養素および健康上のメリット」を選択した回答者がアーモンドを食べる決め手となった特定の栄養や健康上のメリット(選択回答)としては、以下の項目が上位となりました。
- 「ビタミンEが豊富」(68%)
- 「抗酸化物質が豊富」(50%)
- 「繊維がとれる」(38%)
- 「肌/髪に良い」(37%)
- 「血中コレステロールの低下に役立つ」(37%)
2つの調査から分かること
「Global Perception Study」および「AAU Study」の両調査で、アーモンドは日本市場おいて、ナッツの中でも特出して認知度が高いこと、また、間食として最も消費されているナッツであることが分かりました。また、アーモンドの特性については、アーモンドに豊富に含まれている栄養素の中でもとりわけビタミンEへの関心が高く、肌や髪の健康への貢献に大きな期待が寄せられていることも分かりました。
カリフォルニア・アーモンド協会の日本・韓国担当 市場開発コンサルタント ミュリエル・キム コメント
「日本において、アーモンドは、ビタミンEをはじめとする豊富な栄養素、また肌や髪の健康に関する美容効果をはじめとする多くの特性が消費者から肯定的に受け止められています。カリフォルニア・アーモンド協会では、美意識の高い20代から40代の女性に向けて、キャッチフレーズ「アーモンドで、キレイ生活。」を引き続き掲げ、アーモンドの美容・健康効果をお伝えしながら、日本におけるカリフォルニア・アーモンド協会の喫食機会の拡大に、さらに取り組んでまいります。」
カリフォルニア・アーモンド協会について
高品質なカリフォルニア・アーモンドは、品種や栽培技術の改良のもと生産されています。数世代にわたる家族経営が多数を占めるアーモンド農家約7,600と約100の加工業者を代表するカリフォルニア・アーモンド協会は、戦略的な市場開発におけるリーダーシップや革新的な研究を通して、業界のベストプラクティスの導入を促進することにより、自然で健全な品質のアーモンドを推進しています。1950年に設立され、カリフォルニア州モデストに本拠を置く当協会は、米国農務省の監督下で、生産者により制定されたマーケティング・オーダーを管理する非営利組織です。協会の活動およびアーモンドに関する詳細は、公式WEBサイトおよび、Twitter、Instagramをご覧ください。