世界最大のアーモンド生産地である米国カリフォルニア州の約6,800のアーモンド生産農家ならびに100を超える製造加工業者で組織される「カリフォルニア・アーモンド協会」(本拠地:米国カリフォルニア州モデスト)では、本日、世界の主要マーケットを対象に実施しているナッツに関する消費者調査「AAU Study 2018」の日本市場結果を発表しました。「AAU Study」は、当協会が2年に1度実施している調査で、「Awareness(認識)」、「Attitude(態度変容)」、「Usage(消費)」などの観点から、アーモンドを含むナッツを消費する国や地域の人々の意識と実態を360度で把握する調査です。
同調査では、日本人はナッツの中でも突出してアーモンドの認知度が高く、また、7割以上の人が、間食やチョコレートなどで最も食されているナッツとしてアーモンドを支持していることがわかりました。
また、アーモンドの価値については、アーモンドに豊富に含まれているビタミンEへの関心が高く、肌や髪の健康に貢献するなどのアーモンドの健康・美容面での関与に大きな期待を寄せていることもわかりました。ビタミンEが豊富に含まれているアーモンドはナチュラルフードである点も評価が集まりましたが、これは、食材そのものが持つ様々な栄養素をそのまま食べて “体の中からきれいになる” というナチュラル志向のヘルシーニーズの高まりが背景にあることが示唆されています。
特に、20〜39歳の日本人女性では、アーモンドの栄養価に加えて、利便性、すなわち、持ち歩きが簡単で、小腹がすいた時や口さみしい時にいつでもどこでも摘まめるという利便性についても高く評価を示しました。これは、健康や美容面においてビタミンEの優れた栄養素の供給源であるアーモンドの価値をさらに高めている利点の一つと考えます。
アーモンドの今後の機会創出としては、アーモンドの喫食方法へのイノベーションです。現在は、そのままホールで、あるいはアーモンドチョコレートで食べている人がほとんどですが、20~39歳女性では、パンや焼き菓子の他、サラダやシリアル、乳製品など、他の健康的な食品との組み合わせを楽しんでいる傾向に注目することができます。